2016.01.27 私たちが考える次世代の学習システムとは?
モノもサービスも、ほぼすべての人に同じ品質のものが行き渡るのが当たり前になった今、その一人ひとりの好みと必要性を満たすものに価値がおかれます。
たとえば、フィットネスクラブであれば「こうなりたいです」、とインストラクターさんに伝えるとあなた用のメニューが組まれて目標達成に向けてフォローしてもらえる…。
こうした個人別の対応が当たり前になっていると思います。
そのほかにも、厚さ数mmのパソコン、スマートフォン、水素で走る自動車――あったらいいね、の空想だったものが目の前で次々に商品化される世の中になってきました。
現在の教育・研修の世界
では、私たちが携わっている教育・研修の世界はどうでしょうか。
特に社会人教育で考えてみますと、多くの場合、研修担当者が過去の経験やアンケート集計を基にカリキュラムや研修内容を考え、職種や役職別に、必要な研修を用意するというのがこれまでのやり方だと思います。
現在ではeラーニングを活用し、過去の学習者の学習履歴の分析結果を基に、これから学ぼうとする人への指導内容を組み立て、つまずくポイントも想定したフォローを実施できるようになりました。
次世代の学習システム
そのeラーニング学習履歴の活用の時代から、さらにビッグデータの活用、データサイエンスの進化の時代を迎えていると思っています。
その先には、自動的に各個人に必要な学習カリキュラムが組まれて学習ができる教育システムがあると考え、目標として見据えております。
これは10年ほど前から私どもの社内でも出ていた話でした。
その目標の実現に向けて、私たちはいま、学習管理システムのご利用状況を分析して、活用の促進や新しい機能づくりのヒントを見出そうとしています。
先日、あるお客様から、前述のような「教育支援のシステムをいっしょに作りませんか」というお話をいただきました。
それも受講者の方がたくさんある研修を楽しく続けられるもの。
そういうことにもっと目を向けなくてはと、改めてハッとさせられました。
これからも、「できるといいな」を形にしていきたいと思っておりますので、ぜひご要望やご意見があればご相談ください。