2015.10.08 無料のeラーニング教材
当社もLivoo!というサービスをやっていて、高品質なeラーニング教材を無料で提供しています。こういった無料提供は数年前、アメリカから始まりました。
スタンフォード大学やマサチューセッツ工科大学などの名門大学が、この動きの先駆者だったでしょう。
edX, Courseraといったワードで検索していただくとわかりますが、世界各国のいろいろな大学が授業を無料で公開しています。日本では東京大学、京都大学などが一部の授業を無料で提供しています。
では、こういった無料提供は、どこから資金を得ているのでしょうか。
無料提供が始まった頃、スタンフォード大学やマサチューセッツ工科大学などはアメリカ国内の有力な財団から寄付を得ており、その寄付で運用していたそうです。しかし今はそういう寄付で動くことがなくなってきました。少なくともマサチューセッツ工科大学のeラーニングは自己資本で運用されています。
この無料提供で、しかも自己資本で運用しているなんてお金はどこから得ているかなのですが、それは「人材紹介」です。eラーニングの授業で成績優秀だった受講者をリスト化し、企業へ人材紹介し、手数料を得ています。もちろん、リストを見るだけでもお金がかかるそうです。
マサチューセッツ工科大学が提供する高度なプログラミングの授業、世界中で何万人も受講しています。これらの授業で成績「A」判定を取っている受講者、こういう受講者はいろいろな企業から採用の要望があります。世界中の天才をリスト化し、それを販売する。こういう風にして利益を出し、無料eラーニングサービスを運用しているようです。実際にアジアや南米といった国外で学ぶ受講者を採用するシリコンバレーの企業も多いそうです。
このように、eラーニングに無料化の波があり、日本でも同じく始まっています。これからはeラーニングを含めて何を学んだか、それがアメリカのように人材紹介に結びついていくと思います。
当社は前述の通りLivoo!というサービスを行っており、受講者に就職先の企業紹介をしています。学びと就労のつながりは当社が創業した頃から、ずっと重点においているところですが、これからもそういうサービスを育てていく予定です。
ご興味がありましたら、是非一度ご相談くださいませ。