2016.08.18 教育分野×VR
前回のブログでは教育分野とARについてお話ししましたが、今回はVR(Virtual Reality)と教育分野への応用についてお話しします。
Oculusに代表される通り、ヘッドセットタイプのVRデバイスが一般的になりつつあります。以下の3つをVRデバイスの教育利用例として紹介します。
1.機器操作、実験
VRデバイスを用いた教育は、重機の操作訓練、複雑な化学実験、電気機器の設定など失敗そのものが命にかかわるようなものの訓練に適しているといえます。受講者は失敗しても怪我や命の危険がないため、失敗を恐れずに正確な操作方法、手順を学習することができます。また、高度な視覚効果で実際に操作、実験しているような感覚をつかむこともできるため操作や実験の訓練に適しています。
2.危険な環境での訓練
向上や軍事訓練、船舶上での訓練にも利用されつつあります。戦闘区域や船舶上など、訓練環境が準備しづらいものでも、VRデバイスでリアルな環境を体験することにより、受講者はそういった環境を自分の体験として習得することできます。
3.緊急事態の対応訓練
消防士の訓練が良い事例です。火災現場において業火の中、要救助者の叫び声やうめき声は通常の訓練では再現することができませんが、VRを用いることにより様々な建築物への突入、要救助者の発見、救助訓練を体験することができます。
こういった救助訓練への応用は今後も進んでいくと思われます。
VRはまだ新しい技術なので上記以外の応用方法も今後は出てくると思います。ARに続いて、当社はVRの教育分野への応用も引き続きウォッチしてまいります。