トランスコスモス株式会社様受講準備の抜け漏れゼロへ。学びの質を底上げする学習管理

課題と施策

トランスコスモス様は、Microsoft Power Platformのトータル支援サービスの一環として教育サービスを提供されています。以前はサービスの提供方法として、研修資料の配布や受講状況の把握に煩雑な運用が生じていました。
そこで、研修準備の効率化、受講者の進捗管理、理解度の可視化を目的として、学習管理システム（LMS）の「LearningWare」を導入されました。

── LMS導入の背景を教えてください。

Power Platformの研修サービスを提供するにあたって、教材配布、受講者の進捗管理、理解度テストの実施などを一元的に行う必要がありました。

コロナ禍以降、研修方法が変化し、従来のような資料配布方法では運用が煩雑になっていたため、LMSの導入により、これらの課題を解決することを目指しました。
また、Power Platformの特性上、事前のソフトウェアインストールが必要であり、その進捗管理も重要な課題でした。

── LMSにどんな機能を求められていましたか？

まずは、必要な機能が一通り揃っていることとコストのバランスです。
教材配布、テスト、アンケート、自動メール、お知らせ機能など、研修運用に必要な基本機能が揃っていることが必須でした。

また、受講者だけでなく、管理者にとっても「マニュアルを見なくても感覚で操作できる」レベルの使いやすいUIであることも重要なポイントです。

── 数あるLMSの中からLearningWareを選ぶに至った決め手はございますか？

複数のLMSを比較検討しましたが、最終的に選んだ決め手は、ファビコン変更やログイン・トップページのロゴ差し替えなど、自社のサービスとして見せられる無料カスタマイズが豊富だったことです。
他社サービスでは、同等のブランディングに初期費用が高額になるケースが多かったため、この点が好評でした。

── 実際にLearningWareを使用してみた感想はいかがですか？

LearningWareの導入により、教材を一元管理することで、受講者に対してアクセス先を伝えるだけでよくなり、教材のダウンロード状況も把握できるようになりました。教材配布・準備の一元管理、事前準備の徹底、研修当日の運用効率化、テスト・アンケートによる理解度の可視化とレポート作成が可能になりました。
特に、研修前の環境準備状況の把握や、準備ができていない受講者への自動リマインドメール機能は、研修のスムーズな開始に大きく貢献しています。

また、章ごとに小テストを実施することで、受講者の理解度を定量的に把握し、改善点や次の提案に活かせる点も評価しています。
テスト結果から顧客企業のPower Platformの理解度を定量的に把握し、報告書として提供することで、その後の改善提案に繋げることができています。