株式会社BREXA Technology 様 ドライバーの学習環境を変える、運送業界の研修改革
課題と施策
株式会社BREXA Technology様は、トラックドライバーの運行管理・倉庫管理システムを提供されています。提供先のドライバーの勤務時間は不規則なため、法定研修を集合形式で行うことは、運送会社にとって大きな負担でした。加えて、講師料や会場費など、集合研修にかかるコストも課題となっていました。
こうした課題を解決するため、同社は時間や場所を問わず研修を受講できる環境を整えるべく、新たにオンラインでの法定講習事業を立ち上げるために「LearningWare」を導入されました。

荷待ち時間を有効活用したeラーニング
eラーニングシステム導入の背景を教えてください。
運送会社では、トラックドライバーの勤務時間が不規則なため、対面での法定研修を一度に実施することが難しい状況でした。そのため、毎年必要な「法定12項目」の研修も、各社で複数回に分けて行われ、スケジュール調整に大きな負担がかかっていました。
そこで、課題を解決する方法として、法定研修のeラーニング化を検討しました。ドライバーには平均1時間半ほどの荷待ち時間があり、この時間を研修に活用できる点も魅力です。さらに、集合研修にかかる講師料や会場費、交通費、移動時間などのコストも減らせるため、運送会社にとって大きなメリットがあると考えました。
数あるeラーニングシステムの中からLearningWareを選ぶに至った決め手はございますか?
最大の決め手は、トラックドライバーの方々でも迷わず使えるシンプルな操作性でした。IT操作に不慣れなユーザーも多い中で、スマートフォンやPCなどどの端末でも見やすく、マニュアルなしで直感的に操作できる点は、比較した複数のシステムの中でも特に優れていました。
また、営業対応が丁寧でスピーディだったことも、長く安心して利用できるパートナーとして選んだ大きな理由です。

運送業界の課題解決に向けた展望
今回の取り組みを通じて、期待している成果はありますか?
運送業界は慢性的な人材不足に直面しており、今後はより効率的なIT化が求められます。さらに、全国には約80万人のトラックドライバーがいると言われていますが、eラーニングの普及率はまだ1〜2%程度だと感じています。
大手企業も本格的に参入していない現状を踏まえ、まずは認知を広げていくことが第一の目標です。その後、シェアを拡大し、競合との差別化を進めていきたいと考えています。